検閲前夜のひらログ

おひまつぶしになれば、さいわいです。

ガスマスク

いままででいちばん、毒にも薬にもならぬどころか、毒としては作用しそうな、むろんためにならぬのはいつものことだが、うつくしくもおもしろくもないものを書く。ぐちをこぼす。はたして、おひまつぶしくらいには、なりましょうか。 いまこの国で、おまえの…

チューしたかったらするだけだ

YouTubeの広告にげんなりした話です。 ITZYだいすき限界オタクとして毎週のように愛をささやきつづけていたところ、最愛の宇宙人が「じゃあ、こっちはどう?」といったようすで、BLACKPINKというアーティストを教えてくれた。偏食家の私とちがって、なんでも…

「ボヘミアン・ラプソディ」に寄せられる「偏見がなくなった」という声へ

きょうは、おしゃべりをするときの熱量と速度を保ったままの文章を書かれるすきな先輩にお会いして、やっぱりすきだなあと思っていたところ、「検閲前夜のひらログはもう更新しないのですか?」とたずねられてしまったので、先輩のまねごとはできっこありま…

城のスケッチ

きわめて酒に弱い私が、擬似の酩酊感を得ようとして試みたのは、迷子になることだった。私はインターチェンジ裏のホテル街にいた。読者の感興をそそるような事件はなにもない。その散歩のはじめからおわりまで、私はひとりだった。記憶を頼りに同じ道を辿る…

続・「らしさ」解体

規範を逸脱するものの存在が、規範を無効化するのではなくかえって強化するという非合理的な構造を有しているのが「らしさ」である、という話を昨日ここでした。しかし、私が言うまでもなく、「らしさ」を持ち出す人は、それに根拠がないことなどおおよそわ…